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2015年6月8日月曜日

福島県庁に直接声を届けよう! ハンスト中の坂本さん、集まったみなさんの、避難者支援課への要請(文字起こし)

2015年6月8日の12時から行なわれた、福島県避難者支援課への要請行動の、文字お越しを、取り急ぎUPします。お名前が分からなかったかたは○○さん、と記載しております(申し訳ありません)。

この要請のあと、避難者支援課の菊地主管に電話取材したところ、「支援法にもとづく公聴会ならば、国が法律の所管なので」と、県として公聴会を開かないことをほのめかしています。また、ハンストをしている坂本さんのことを、内堀県知事は知っているようだ、と述べています。


参加者:約15名
避難者支援課:菊地主管/他数名

平田さん:南相馬市からつくば市に避難している平田と申します。震災当時、新潟から長野、千葉、つくばと避難して回りました。幸い、当時、政府の方針として借上住宅ということで、現在までいますけれども、住宅の借上が終わったら、なくなれば、さきほども述べられたかたがいましたけれども、死活問題です。私は現在年金生活ですので、何とかやっていけるのかなと思いますが、避難者の中には、たいへん生活にも困っている人もいると思います。したがって、せめて、住宅の借上だけは、期間を切らないで、継続していただきたいと思います、よろしくお願いいたします。
坂本さん:座らせていただきます。
県)菊地さん:まあ、みなさんの声をいただきました。ありがとうございます。5年以上の避難生活、前回にもお話伺いまして、今日も、お話伺いたいと思います。本当に国に我々一生懸命やっていきたいと思います。知事には、毎回ご要望があるごとに知事に報告していますので、知事は分かっていると思います。また、そういった形で、みなさんの声を国に届けようと思います。よろしくお願いいたします。陳情書のほうでございますが、こちら、公聴会を開催、県内外で開催するよう、協議書を出してほしい、ということですが、現時点では難しいかなと思います。避難されているかたの声、こういったかたの声、よくお聞かせいただいておりますし、話を聞いて、それを知事、国のほうにあげたいとおもいます。また私たち県外駐在職員、神奈川、東京都、山形、・・・13名担当しています。それら、個別訪問をしながら、避難されているかたのご意見もうかがっているというところでございます。さまざまなご意見を伺っていますが、こちらのように、延長してほしいという声もたくさんありますので、声を聞きながら国に伝えていきたいと思います。私も今週はじめくらいに、山形県に行きまして、直接お母さんがたに聞きまして、お子さんの成長に合わせて延長してほしいということをお伺いしていますので、国にあげていきたいと思います。さまざまな意見、伺っていますので、それをもとに、現在、国のほうと協議しているという状況でございます。
坂本さん:さきほどさまざまな声を聞いているとおっしゃったのですが、なぜに私たちはこの場にいると思いますか。
県)菊地さん:直接みなさんの意見、県、や国に訴えたいということでいらしていると思います。
坂本さん:私たちの声が反映されていない、と思っているから、こう、何度も何度も再三にわたって、来ているんです。災害救助法で応急仮設を運用すると決められたときから、多くの人からそれでは不備がある、ということを指摘されていたと2年、1年、1年、と避難をしている人たちが人生設計を立てられないような延長の仕方を繰り返してきた。長期延長、見通しが建てられるような、もしくは新たな立法をという声があがっていました。それに対応してくださっていたかたも、いま菊地さんがおっしゃってくださったようなことをおっしゃていたと思うんです。それなのに、いまだに何も動いていない、変わっていない。だから、きちっと聞いてください、と私たちは再三にわたり、伺っているんです。ほんとうにみなさん、お忙しいところ、一生懸命お仕事してくださっていると思っています。復興に向かってというのも、もちろん、だいじなことです。廃炉に向かって動いていかなければ、将来的に100年後くらいになるのかもしれませんけれども、汚染地域にまた人が住める状況に、原発の事故が完全に収束させるためには、復興に向かってというのは分かるのですが、いかんせん長期的にするしかないし、私たちの人生はそんなに長くない。この4年間の間にも、何人ものかたが亡くなった。そのことを考えたときに、やはり声が反映されていない。だから公聴会を開いてください、とお願いしています。今日でハンストも金、土、日、月、火、と5日目です。ハンストと言ってもずっと県庁前にいたわけではないので、半ハンストですが。であの、公開公聴会に関して、きちっとした協議をして、どこどこで開催する、というお返事をいただけるように私は求めています。そんなに難しいことではないと思います。あの、質問状に関してもね、どうしても協議が必要だ、ということで、少しお時間をということで、10日11日というお返事をいただいていますけれども、そちらはそちらとしてお願いしたいのですが、この陳情書に関しては、そんなに難しいことではないと考えていますので、これ、4年間みなさんずっと求めていたことです。ほんとうに実施しようと思えばそんなに難しいことではないです。期日を決めて、会場を決めてどこでいつ、やるのか、ということを明示していただければと思います。それまで、場所取らせていただいて申し訳ないのですけれども、県庁の前でハンストを継続させていただければと思います。
県)菊地さん:あ、えっと、県庁内?
坂本さん:敷地内ではやっちゃダメですよね。つまみ出されると嫌なので、歩道のほうで静かにお返事いただけるまでまとうと思いますので、よろしくお願いいたします。
県)菊地さん:たいへん申し訳ないのですが、公聴会を開催するとは予定していない・・・
坂本さん:分かっています。これから組んでください、とお願いしています。4年間ずっと求めていましたけれども、開催されていませんでしたし、福島県知事さんが立ち会ってくださるということが実現していませんでしでしたよね。その日程を決めてその場を作ってください、と。これは県民にとって我がままでも何でもないと思うんですね。当然の権利だと思いますし、支援法の中でも、法律の中で明示されていますから。 
Tさん:逆にやらない理由を聞きたいくらいですね。
坂本さん:それを実現していただきたいと思います。
県)菊地さん:確認ですが、この公聴会というのは、これは子ども被災者支援法の関係ですか?
坂本さん:支援法にも書いてありますけれども、でも、県民の声を聞くのは当然のことだと思います。
小澤さん:まずもって、呼びかけは何人かにしたんですけれども、住宅を打ち切られるのは、私たちのことじゃないんですよね、って。みなさん知らないんですよね。知ってるかたからは意見が出ていますけれど、根本的に、県外避難者だけが打ち切られるんでしょうなんて思っている人もいるんですよね。森園さんが菅野さん(福島県避難者支援課・主管)にちゃんとお聞きしました。これは一律です。県内避難も県外避難も関係なく、一律打ち切りです。菅野さんの口からはっきりききました。県民も県内に避難している人も承知していない。たぶん分かっていない。自分のことだと思っていないんですよ。まずそういうこともあるわけですから、避難者に対して広く伝える意味、意向を聞く意味も含めて、公聴会はぜひやるべき、勝手に決めるべきではないと認識しています。
坂本さん:それこそ、生活、命が係わる問題だと思います。 
Tさん:現に病気が増えていますよね。小児甲状腺がんも増えていますし、いろいろな病気疾病の患者数も増えていますよね。こんな状況でですね、心筋梗塞、急性死亡率も福島県一番になっていますけれど、健康被害がないって言われても、誰が信じられますか。子どもたちの命を一番に考えるでしょう、親は。だから、避難させているんですね。だから、我々には避難の合理性があると思うんですね。これが行政で通らないということであれば、それは、こういう公聴の場でちゃんと録音しているわけですから、最終的には、司法に訴える、とか、考えられなくなってきますよね。我々も追い込まれますからね。私たちも真剣ですから。子どもの命を守るために。どんな思いをして県外に避難してると思っているんですか。とどまる人もつらかったかもしれませんけれど、避難している人間もものすごいつらい思いして避難しているんですよね。なんで同じ県民でこんなに分断されたり、嫌がらせしたりするのか、俺はさっぱり分からないけれど、国も県もしっかりしてほしいと本当に思っていますよ。
影響がないってそんなことないでしょう。山下さんだって影響あるって言ってるんですから、本当は。嘘つかれてるんですから、俺らは。それがどんどん明るみになっている今、本当だったら今からだって避難したい人がいるんだから、そういう人にも支援するのが本当でしょう。我々は人間なんだから人間の要請を元にして考えましょうよ。
坂本さんだって、断食までして訴えてるんだよ。坂本さんは自主避難者じゃないよ、しかも。だって、子どもの命を守りたいのは誰だって一緒じゃないですか。みなさんだって一緒でしょう。
森園さん:在福している子どもたちがいるっていうところにみなさんクエスチョンなんだと思うんですけれど、お母さんたちに聞くと、具合が悪いんだ、いつも帰ってきたらすぐ寝ちゃうんだ、高校・中学のお子さんを持つお母さん、小学生のお子さんもアレルギーがひどくなったんだよね、って本当にみなさんいろいろな症状が出てるんですよ。前はそんなことなかった。体力が続かない、集中力が続かなくなっている。それは精神的なものじゃないんです。これは全部、低線量被ばくの、しっかり勉強していただくと、論文になっています。ICRPも外部被ばく、内部被ばく1ミリシーベルトってICRPが言ってるんです。県民も知ってるんです。学んでいるんですよ。我慢させられている。被ばくを強要されている。みなさんの家族だって、いまは元気かもしれない。2年後3年後5年後、誰が責任を取るんですかね。まして、子どもたちのこと、誰が分かるんですか。同じ県民同志で守りあって、国をつつきあって、いきましょうよ。
Tさん:一緒に戦う時期だと思うよ。
森園さん:法律を守ってほしいんです。そのことをずっと訴えているんです。
渡辺さん:本当は市民じゃなくて、県職員とか市の職員とかが声をあげるべきなんですけどね。
Tさん:このままにしていたら、もっとひどいことになるよ。取り返しのつかないことになるよ。あの時こうしておけばよかったなんて言っても遅いんだよ。どこだってそうなんだから。世界中の汚染地帯は。ちょっと調べればすぐ分かりますよ。ごまかしきかないから。しかも、食品の基準値だっていい加減なことしてるんだから。申し訳ないけれど。
渡辺さん:実際、県外に避難していて、「福島県で田植えだー」「なんだー」って言われると、もう帰れるんじゃないかって言われて、周りから見られて、子どものいじめになったりして、ホントにつらい思いするんですよ。いつまでいるんだ、っていうような近所付き合いしなきゃいけないし。本当は一番、わかんないんですよね。結局、山形だって山形も、結局放射線ってないですから、勉強もしてないですから、基準っていうのも分からないってだけの話で、山形だってちゃんと食品だって測れば、もう、ほんとうに、取り返しのつかない、一般市民も全国に散らばってるし。もう今からじゃ手遅れみたいな感じですよ。ダメなものはダメで、ましてや私たちより頭よくて、こういうところに就職してるんですからもう少し勉強してもう少し声をあげてもらわないと。子どもが一番かわいそうなんですよね。
森園さん:ね、お3人に言うしかないので、いま、受け止めていただいているんですけれど、どこに行ってもほんとうにたいへんな役目で申し訳ないのですが。
小澤さん:これだけ申しあげても、公開公聴会の可能性はない、と断言されるんですか。
県)菊地さん:住宅に関する公聴会のことは検討しては、予定はしていない。あの、借上住宅については例年ですと、5月末には公表しているので、いま、急いで協議していると。
坂本さん:生活困窮者、生活が成り立たなくなる人が出る、福島県から出る、ということが分かっていても、それでも打ち切るということですね。
県)菊地さん:いや、いま協議中なので
坂本さん:では、公聴会を開いて、再検討すべきなんじゃないんですか。いま結論を出す必要はないんじゃないですか。
県)菊地さん:28年3月で終了なので、28年3月は決まっています。それ以降はいま協議しています。
今野さん:28年3月で打ち切り、ということになれば、代替の支援策を福島県は考えるべきですよね。いま、どういう案が出ているんですか?
県)菊地さん:それ・・・その点を考えているんです。
渡辺さん:実質、南相馬で近所で、仕事でーとか親がいるからーって近くで借りている人もいますけれども、結局自腹で払ったら生活できないから、ってこんなとこに居ても仕方ないから、って人口減になるのは間違いないと思いますよ。はっきり言って。県内外で調査しないと、他人事だと思って真剣になっていないけれど、やっぱり調べるのが行政の職員、市職員でありますから、しっかり訪問、アンケートならアンケート、いまから必ずって言っても、初期対応が悪いから信用がないって言ったらないですけれど。
私のところは、何人かは、汚染地帯で家も建てられないし、だから、売ったりって聞いていますから、たぶん友だちだって周りだってもっと、私の周りでも10人っていったら、県民で市民だっていったらば10倍だ100倍だってなりますから、みんなやっぱり馬鹿じゃないですからね、汚染地域で子どもを危険にさらしてまで暮らして・・・って人はいないでしょうから。その点、県のほうで調査してもらわないと。ましてや、除染だって除染だってね。ましてや東京電力だって、先々週の会議でも、汚染タンクも10%が何か爆発の危険性って言ってるの分かります?それも結局、東京電力が爆発するって言ってるのに、地元に返す事態が私は信用できないんですよね。南相馬市の危機管理課も、電話したらばぜんぜん対応もなっていないんですよ。もうちょっとそういう勉強、東京電力の会見などを見て勉強してもらわないと、結局私ら、ただ線量下がったから大丈夫だから、ってそれを信用して帰ったら、後から誤算だった、なんて。あとからのじゃんけんじゃだったら誰でも言えますよ。ましてや南相馬市の大きな病院・・ってお金出したらば建てますよ。でも働く従業員が来ないんです。はっきり言って。みんなやっぱりある程度勉強していますから、身体がもたない、子どものためなら分かっていますから。行政でやってるのは金で釣って人を集めようとしてるでしょう。健康被害で分かるようになったら、また福島の人口が減りますよ。もうちょっと、それなりに県職員は何等かのデータを照らし合わせたり、してください。
さっきも言ったように、外国では違うこと言って、県内では違うこと言って、嘘八百を周りの市町村に御用学者が。危険だ、って意見の学者を呼びませんよね。両方の意見を聞いて、自分の思ったほうに投票する国なんですから、国が県で言ってるのは安全って言ってるだけ、大丈夫だけですよね。じゃあ、自分の子どもに食べさせるの?って聞いたら、私はここ出身じゃないですから、って。わけわかんないこと言ってたんですから。
Tさん:ああ、でも、関係省でさえ、いまいろいろな疾病が増えているから、研究班立ちあげて見直すって再検討するって言ってるんですよ。それも決まらないうちに、こんな切りあげって本当におかしいんじゃないかな。
森園さん:この作業を毎年続けてきているんですね。私たちは。そこが問題だって言ってるんです。他の自然災害じゃないんですね。原発事故、東京電力が起こした事件、事故なんです。福島県は被害者なんですから、きちんと、言える立場で、権利があります。いまおっしゃったように、収束してないんです。
渡辺さん:普通の民間なら人をまくったほうが賠償を必ず払うんだから、東京電力の場合は逆でしょう。加害者の問題で、被害者が行って、書きかた教えてもらって、普通だったら、一軒一軒謝罪して回るのが責任者のやることでしょう。はっきり言って。
森園さん:あの、いろいろなやりかたがあると思います。福島県内でも会津の南側ですか、線量が低くて、中高一貫校があったりして、人を募集しても集まらないんです、それが、ふたば未来高校を作られてああいう形になってしまっている。もっといろいろと福島県としてやっていけることってあると思うんです。ほんとうにそれに対して福島県に協力したいと思っています。
Tさん:噂ですけど、県知事のお子さんってどこにいらっしゃるんですか。県外にいるとか外国にいるとか聞いているんですが。
○○さん:東京にいるよ。出向で県知事をやっていて、大学だか高校?逃げたらしいですよ。自分の奥さんと娘は。
坂本さん:28年3月まで・・・いまは。ということは、これは、延長する可能性があるってことですよね。これだけの声があるってことは、当然、延長の方針を検討して打ち出す、ということでいいんですよね。
県)菊地さん:それは現在検討中です。
坂本さん:そういう言葉の綾はいいんですけれど、はっきり県としてどういう姿勢を持っているのかお答えいただきたいんです。昨日の会議についてもジャーナリストは入れないんです。県知事を何を話しているのか、復興大臣が何を話しているのか分かりません。分からない状況で私たちはどっちに何を言えばいいのか、分からなくされています。けれども県民である以上は、福島県に訴えます。その福島県がどういう方針を、どういうことを国に対して求めているのか。それが分からない以上は訴え先が分からなくなってしまいますし、県民を守るのが福島県なんですから、当然要望を聞くということであれば、延長の方針だと私は思っているのですが。
県)菊地さん:当然、その方針も、県の中に入っています。
深田さん:いま、災害救助法で話しているからダメなんですよ。原子力賠償法、原賠法、あそこに何て書いてあるか分かりますか?事業者は際限なく賠償しなくてはならないってそういう文言入っているんですよ。そのことと全然違うでしょう。事業者は際限なく賠償しなきゃいけないんですよ。
Tさん:でも自主避難の家賃は払ってないんでしょ、東電は。どうなってるんですかいったい。
今野さん:災害救助法なんかでやってるからおかしいんですよ。しかも、阪神淡路大震災のときは仮設住宅7年あったんですよ。原発事故は5年で打ち切るってどういうことですか。山古志村だって新潟の地震もあれも7年あったんですよ。住宅供給されていたんですよ。ましてや自然災害じゃないんですから。戻れないんですよ、もう。命に関わることなんですよ、子どもたちの。先日、私の親戚が心筋梗塞で亡くなりました。50いくつです。原発で働いていました。私の両親、ここ2年間で、みんな60前で二人亡くなりました。友人も60前でなくなりました。友人の奥さんも同じ時期にガンになりました。自殺した人、2人います。私の実家の隣組。私の会社の後輩、お父さんは南相馬市の病院に通っていましたけど、自分の医者が逃げちゃって手術できないから、って悲観して死んじゃいました。
そんな人をまだまだ増やしていくってことですか。自殺者どれだけ出るか分からないですよ。命に関わることなんです。だからこうしてみんな心配しているんです。大きな声まであげて、アピールしなくちゃいけない。県は、福島県は国の出先機関ですか。
地震があったとき、私は県庁に来ていいました。やってることがでたらめだって。汚染地域から汚染物質をどんどん出して、線量もはかって分かってるのに、人をとどめて、何をやっているんだ。浪江から砂利を出して汚染マンション作って、木材でもなんでも、家畜でもなんでも移動するな、って言ったら、それをやった。県民を守るのが、県の仕事ですよ。当時妊娠していた母親、母乳検査をさせてもらえなかった。測らせろ言ったら、本人と直談判したけど、結局、国がやるなって言ってるからやりません。国の手先か。県は福島県民の税金で成り立ってるんじゃないですか。福島県民を守るのが福島県の仕事じゃないですか。国の手先だったら誰だってできますよ、国から金もらって。福島県は加害者であり、被害者なんですよ。国と一緒になって、加害を増やしたんです。被害者なのに、加害者に加担した。今現在もそうなんですよ。その意識を分かっていない。
県民のための県でなくちゃいけないんです。命がかかってるんです!
Tさん:子どもの命がね、やっぱり一番重いと思うんですよ。子どもが一番影響受けるんですから。それで、県民が県民を流出させたくないことは分かります。ある程度はね。でも、こうやって安心安全をやって病気が増えていったら、逆に信用できなくなって、県から出て行きますよ。そういう覚悟で自主避難していたりするんだから。逆に、あとから訴えられますよ。県も国も。だって、今の段階で要望していることが全然通らなかったということで。
森園さん:本当にいまね、保養もすすめる言葉も少なくなってしまったんですけれど、ここ何日間か保養の集いがあったんですが、お母さんたち声に出していないけれども、ものすごい数ですよ。どっかで情報を聞きつけて、ものすごい参加者なんです。必死ですよ、母は。父親も。その危機感が、やっぱり足りなすぎますよね。みなさんにもご家族もあって、ね、若いかたもいますけれども。
Tさん:食べて応援なんてしないほうがいいですよ。
森園さん:住宅って本当にたいせつだと思うんですね。明日明後日住むところがなくなるんですよ。本当に露頭に迷うって、想像力はすごく大事で。
○○さん:ホームレスになれって言うんですか。お母さんと子ども。
森園さん:自主避難者にもしっかり寄り添うと内堀知事は演説されていました。選挙のときの公約を果たしましょう、知事、って一言伝えてください。
小澤さん:あの、菊地さん、担当部署ですよね。避難者支援課ですから。これで、ご自分は問題ないとすれば、次回念書作ってきます。自分は作為的にこれ以上やらなくていいって思ったという念書にサインしてください。後で裁判になったとき、私は証拠に使います。自分が取り組まなかったこと、取り組みません、という念書を作ってきますから、それに確実に、署名捺印してください。あなたにも責任があるんですからね、知事だけじゃないんです。
菅野さん:ま、私が個人的にどうこうという話ではな・・・
小澤さん:それはダメです。お金をもらって給料もらってあなたは働いているんですから、それは通りません。私も、この業務に加担しました、と何かあったときは私にも責任があります。命にかえても、というような文言で書いてきます。そこに署名捺印してください。あなたがやっていれば、私はこんなことはしません。
命がけでハンガーストライキやっている人がいるのにね。私、土日付き合っています、監視員ですから。県庁休みのときに、何か食べているんじゃないかってみんな言うかもしれない。嘘だろうって。私ずっと一緒にいますよ。監視してます。もう、気の毒でしょうがないです。ほんとうに、自分が食べるのが情けない。ね。そんな思いまでして、彼はやってるんです。だけど、決まってるんです、しょうがないですって、他人事のように言ってますよ。自分の職責を全うしてください。避難者を支援することがあなたの仕事だったら、私は関係ありません、とか個人的には申しあげられません、って。これは公務ですから、全責任取ってください次回、念書作ってきますので、次回作ってまいります。
県)菊地さん:これはお話伺っていますが、私は個人的にお伺いしているのではなくて、ちゃんと上に報告して・・
小澤さん:だから、できないからダメだじゃにんです。あなたが寝ないでもものを食べないでもやらなくちゃならない立場にあるはずです。それほど、多くの県民の命がかかってるんです、と申しあげているんです。私はやることはやってます、そんな問題じゃないんです。職責を全うしてください、職を辞してでもここは何とかしないとだめだと県知事に言うのがあなたの立場だと思います。県)菊地さんは、あなたは職責を全うしているつもりかもしれないけれど、申し訳ないけれど、そうは見えません、知事には伝えてあります、と他人事に聞こえます。
県)菊地さん:本当にみなさんの意見は・・・
小澤さん:我々は、あのね、伝わっていないだろう、って思っているから、知事を連れてきてください、と。いままでぶん投げてきたからこうなってるんです。
深田さん:毎年毎年同じことをやってきているんだから、これを。東電、国からお金をあげてもらって、それで、それを使って運用するような基金を作りましょうって毎年言ってるんです。そういうのも含めて公聴会を開いて、みなさんの意見を集約する、現実的なところで、そういう提案がむしろ県のほうから出るのがまっとうだと思うんですけど、なんで出ないのか、よくわからないんです。
県)菊地さん:我々としては、もちろん私だけじゃなくて、県全体として、みなさんの声を聞いていますし、
Tさん:反映されていないってことですね
県)菊地さん:それはちゃんと届けて、ちゃんと検討、中に入って、施策に反映されているということで、ございますので、ぜひご理解していただければと思います。
小澤さん:理解だけで終わるんだったら意味がないんです。
坂本さん:理解も何も、訴えていることがきちんと反映されていないんです、いままで私たちの意見を聞いて政策を実現されていると思えないからみなさん何度も何度も足を運んでいるんです。中にはもう諦めている人もいるかもしれないんですけれど、事故後からどういった政策をとってきたか、みなさんが納得しているとはとうてい思えないんです。きちんと内堀知事に意見を聞いて、県政に反映するのであれば、ちゃんとそういう場を設けてください。それは支援法にもうたわれているんだし、何ら難しいことではないので、ということで、私はちゃんと声が反映されるその場が作るために公聴会を開いてください。内堀知事の支持もあがると思いますよ。
県)菊地さん:支援法に基づく公聴会というのは、国が主催なので、
坂本さん:支援法に関してはそうでしょうけれども、でも、県民の意見を県知事がお聞きにならないのですかと。
県)菊地さん:県知事も避難者のかたに会って話を・・・
小澤さん:みなさん給料もらっているかもしれないけれど、参加している人も仕事さぼってまで来てるんですよ。
県)菊地さん:あの、私も会議が30分すぎているんですけれども、
小澤さん:その会議がどの程度大事なのか知りませんけれども、私たちも命かかって、仕事さぼってまで、身銭を削ってまで来ているんですよ。あなたは公務で給料もらってるんですからね。
県)菊地さん:私も、同じだと思うんです。お互いに気持ちは同じだと思うんです。福島県、故郷を思って・・・
○○さん:いま協議しているのはいつ決着がつくんですか。
県)菊地さん:早急にご案内したいと思っておりますが、現在進んでいる話なので・・・
小澤さん:10日か11日頃、と言われています。
坂本さん:公開質問状が10日か11日ですね。
県)菊地さん:私のほうで坂本さんにご連絡させていただきます。すぐ決定というわけにはならないので
坂本さん:押し問答状態で結論が出ないんですけれど、私は公聴会を求めます。私の求めていることはなんら難しいことではなく、おそらく多くの人が実現してほしい、声を聞いてほしいと思っていると思います。
深田さん:担当部長は誰ですか?おたくの上にあたるかたは?
県)菊地さん:えー避難地域復興局長ですね。
深田さん:そういうかたも、進んで出てきて、説明するくらいの対応してくださいよ。ね。おひとりで抱え込まないで。
県)菊地さん:私もみなさんの話をよく聞いて、内示したいと思いますし、あと、私も直接避難されているかた・・・山形でも直接お話聞いていますし、生の声を・・
○○さん:山形のどこ行ったんですか?
県)菊地さん:山形の・・・山形市です。リトル福島さん。お母さん。
坂本さん:いつやられたんですか?平日ってみなさん来られると思います?いらっしゃるかたはいると思いますけれど、各地で行われているのは知っていますけれど、日時の設定というのは、人が行きにくい時間だったりしましたし、人が集まれる時間に開かなかったらなんら、意味がないじゃないですか。日程の設定はどこも、平日だったりしますよね。
県)菊地さん:土曜日日曜日も駐在もいますし。
坂本さん:時間が経過する中で改善もあるんでしょうけれども
深田さん:上のかたを呼ぶ、知事も同席させて、そういうことをやることがたいへんだろうから公聴会にやってほしい、というのが我々の考えであって。賛成のかた、反対のかた、集めてやるのが、なぜいけないのか。毎年同じようなことをやっているわけですよ。災害救助法の枠内であればそうなっちゃうんですから、抜本的な解決策を目指さない限り。だからもうちょっと建設的な考えかたを導くために、申し訳ないですけれど、みなさんの意見を聞いてみるという公聴会が必要なんじゃないですか。ぜひお考えいただきたいと思うんです。それは、あなたの判断だけではできないでしょうから。上のかたに判断をあおいで回答をください。そうしないと、いつまでの押し問答で何回も何回も来なくちゃいけなくなる。
森園さん:知らないかたがたくさんいる、ということをまず認識されて、そのために公聴会を開くと言うことでいいと思うんですね。そうすれば、各所から集まってくると思いますので。
坂本さん:ぜひお願いいたします。すみません、会議がはじまっているということでしたけれども、長い時間ありがとうございます。あの、回答いただけるまでハンスト継続しますので、11日には横浜戻る予定ですけれども、回答いただけませんでしたらまた、12日に戻ってはじめます。
森園さん:歩道の横です。あそこ、0.75μSv/hありましたよ。
坂本さん:どうぞお許しください。歩道の邪魔をしたり、騒いだりしませんので。どうか温かい目で見てください。なるべく早い回答をお願いいたします。


(文責/吉田千亜)

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