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今秋の臨時国会で成立してしまうおそれのある「特定秘密保護法案(通称:秘密保全法案)」。
この法案の危険性を国民に訴えるため、全国街宣キャラバンを実施中の山本太郎参議院議員に、秘密保全法の危険性から、「年間被ばく量1ミリシーベルト」問題にいたるまで、お話しをうかがいました。
■秘密保全法が成立したら、脱被ばくや脱原発の声が上げられなくなる!?
Q 太郎さんは、なぜ今全国をまわって秘密保全法のリスクを訴えていらっしゃるのですか?
山本:ひとことで説明すると、この秘密保全法案は、政府が自分たちにとって不都合、不利益な情報をすべて「秘密」にできるという法案なんです。
何を「秘密」に指定したかも、秘密だから教えてもらえないんですよ。むちゃくちゃでしょ。
たとえば、「原発」に関することを、政府が「特定秘密」に指定したら、原発について調べようとするジャーナリストや国会議員、原発に反対の声をあげる市民の方々までが逮捕されるような世の中になりかねない。
つまり、監視国家になっちゃうわけなんです。これから、政府に対してもっと情報公開を迫らないといけないのに、真逆の世の中になってしまう。こんなおそろしい法案が、10月15日から始まる秋の臨時国会で提出されようとしています。
つまり、監視国家になっちゃうわけなんです。これから、政府に対してもっと情報公開を迫らないといけないのに、真逆の世の中になってしまう。こんなおそろしい法案が、10月15日から始まる秋の臨時国会で提出されようとしています。
僕は、参議院議員選挙のとき、「脱被ばく」「反TPP」「反貧困」の3つを基本政策として掲げました。でも、もしこの法案が成立してしまったら、僕が掲げているような政府の方針に異を唱える政策については、国会議員ですら声を上げられなくなる可能性があります。
だから何とか、この法案提出をみんなの力で「阻止」したいんです。阻止が無理なら、「延期」という形にまで、みんなの力で持っていけたら、次の大きなうねりにつなげられると思うんです。
でも、もう臨時国会が始まるまで時間がない。だから全国をまわって、みなさんひとり一人に訴えているんです。
Q どうすれば法案提出を「阻止」できるのでしょうか?
山本:地元選出の国会議員に、FAX やメールで「秘密保全法について、先生はどうお考えですか?」と質問を送っていただきたいんです。
「もし、先生が秘密保全法に賛成なのであれば、次の選挙では応援できません。私のまわりの友人たちも同じ思いです」と。半分おどしですよね(笑)。
たとえば東京選挙区ならば、参議院議員5人、衆議院議員がひとりいるわけですよね。だから最低6人にメールかFAXでアプローチしていただきたいんです。
100~200件くらいだったら、クレーム処理されておわりですけど、1万~2万という数が集まったら無視できなくなります。次の選挙で当落を分けるラインですからね。
電話よりも、メールやFAXが有効です。「これだけ意見が来ました」と、積み上げて可視化できるので。
「今まで先生を応援してきましたけど、秘密保全法について賛成されるなら、もう次の選挙では賛成できません」と、ハッキリ意見を伝えることがポイントです。
国会議員にとって次の選挙のことを言われるのが一番こわいらしいですから。(笑)
次の国会が始まるのが10月15日なので、もうあまり時間がありません。みなさん是非、アクションを起こしていただけませんか?
山本太郎さんのオフィシャルサイトに掲載されている「秘密保全法」に関するチラシ。
■みんなで成功体験を積んで、次ぎにつなげたい
Q このアプローチ方法は、ほかにも応用できそうですね。
山本:そうなんです。子どもたちに年間20ミリシーベルトの被ばくを強要している問題や、TPPなどについても、同じようにアクションを起こせば変えていけるかもしれません。脱被ばくも脱原発も、脱TPPも、それぞれがんばって声を上げている人たちはいるんだけど、現状をひっくり返すまでの力を持っていないんですよね。
どれも自分たちの生活にかかわってくる共通の課題なのに、イニシアチブは誰がとるのかで意見が分かれたり、自己実現の場になっていたりで、ひとつになれない。それを否定するわけじゃないけど、もうみんながひとつにならないといけない時期にきていると思います。
じゃあひとつになるために必要なことは何かというと、「成功体験」だと思うんです。共通の課題に対してアクションを起こし、何かひとつでも変えられたら、それが次の課題を解決する原動力になります。
■基本は 1ミリシーベルト
Q 太郎さんは以前、「年間被ばく線量 1 ミリシーベルトにこだわっていたら、本当に避難が必要な子どもたちが避難できなくなる」という発言をされていました。この真意をお聞かせください。
山本:もちろん僕だって、今でも原発事故前の「年間被ばく量 1ミリシーベルト」が基本だと思っています。
というのも、僕がこの活動に対して本気になるキッカケになったのが、この年間被ばく量の問題だったからです。
僕は原発事故の前、まったく原子力のことを知らなかった。だけど調べていくうちに、一般人の年間被ばく量は「1ミリシーベルト」だということを知りました。
でも文部科学省は、放射線の影響を受けやすい子どもたちにまで、年間被ばく量「20 ミリシーベルト」を適用した。それで僕は、完全に「心に火をつけられた」のです。
それまでは、デモなどには参加はするけど、先頭に立って声をあげるつもりはなかったし、マスコミに取り上げられるのは避けたいと思っていました。芸能界で「脱原発」なんて言ったら、いずれ仕事がなくなるのは分かっていたので、今のうちに収入を蓄えておかなくちゃって、思っていましたから。(笑)
でも、政府が年間被ばく量を 20 ミリシーベルトに引き上げたと知ってから、そんなこと言ってられなくなった。積極的にマスコミの前に出て、訴えていこうと思ったんです。
だから、基本は「年間 1ミリシーベルト」。僕の考えは今でも変わっていませんよ。
■踏めない地雷は自分が踏む
山本:だた、子どもや妊婦さんを守るための「原発子ども・被災者支援法」が 2012 年 6 月に成立したのに、一年以上たっても基本方針が決まらなかった。
今年の 8 月末、やっと出てきた基本方針案を見てみたら、避難や移住、医療などの支援が受けられる「支援対象地域」は、「放射線量の数値では決めない」ということだった。予想通りの展開ですよね。やっぱり骨抜きにするつもりな
んだって。
僕、一番だいじなのは、「数値を決める」ことだと思うんです。結局、この長い期間「数値が決められなかった」わけですよね。だったら、誰かが数値を決めましょう、と言い出さなくてはならない。年間 1ミリシーベルトがダメなら、3 ミリや 5 ミリならどうかということを政府に対して「投げかけ」をして、試算を引き出さないといけないと。
でも、国会議員は 1ミリシーベルト意外の数値を口にするのが怖い。バッシングを受けますからね。 それで、「踏めない地雷があるんだったら自分が踏んでやろう」と思って踏みに行ったら、意外と爆発力があった。(笑)
もうすごいバッシングですよ。今まで僕の味方だった人からも、いろいろ矢が飛んでくるという状況ですよね。
こうしてきちんとお話しすれば分かってもらえることでも、ツイッターの 140 文字だったり、動画の一部分だけ切り取られてしまったりすると、真意が伝わりづらい。
でも実際に、1ミリシーベルトを獲得するための運動になってしまったら、ずっと平行線のままかもしれません。そうなると、誰も救われませんよね。
僕の意見に反対する人たちは、「数値の譲歩案は、政府側から出させないといけない」とおっしゃるんですが、むこうから譲歩案が出るのを待つあいだ、また 1 年も 2年も被ばくを強要させつづけるんですか、という話しなんですよ。今すぐにでも避難しなきゃいけない地域もあるだろうし、そればかりでなく、どんどん避難エリアが解除され、帰還させられつつあるという状況を止めるためには、こちらからの投げかけも必要なのかなと。
Q 今後、国会議員として、脱被ばくに向けてどのようなアプローチをしていく予定ですか。
山本:結局、数値を決めるためには、まず汚染の具合をきちんと測らないとダメだと思うんです。
原発からはたくさんの核種が放出されたにもかかわらず、今、政府は、ヨウ素とセシウムしか測っていませんよね。
食べ物にしたって、ヨウ素とセシウムだけを測って、「測っているから安全です」と言われても、ほかの核種はどうなっているんだよ、って話しなんです。
法律を変えなければ測れない核種もあるみたいなので、そこは専門家の方々とチームを組んで、どうやったら土壌などを詳しく計測していけるのか、詰めていきたいと思っています。そして次の国会で、質問趣意書を提出する予定です。
Q 今後、子どもを守りたいお母さんたちのグループとは、どのような連携が考えられますか?
山本:議員になると守備範囲が広がるので、僕自身もっと勉強しなきゃいけないと思っています。 おそらく、被ばくに関することや「原発子ども・被災者支援法」のことなどについても、今まで取り組まれていたお母さんたちのほうが、知識や情報をたくさん持っていらっしゃるかもしれません。
だからぜひ、みなさんひとり一人が山本太郎の秘書になってくださったような気持ちで、情報やアイディアを出してくださるとありがたいですね。
僕はラッキーなことに、みなさんに押し出していただいたおかげで一議席を獲得できた。マスコミや大手スポンサーの手を借りずに、自分たちの手で勝ち取ったという点においては、これもひとつの成功体験だと思うんです。
だからこれからも、みなさんと一緒に具体的なアクションを起こして、こうした成功体験を積み重ねていきたいと思っています。
聞き手/ママレボ@和田秀子
「新党 今はひとり」山本太郎オフィシャルサイトから左の嘆願書がダウンロードできます。ぜひご活用ください。
また山本太郎さんの全国街宣キャラバンの様子は、ツイキャスで随時配信しています。
チェックはこちらから!http://taro-yamamoto.jp/
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